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幼い頃に
乗れるようになりたくて
何度も転んだ自転車
怪我しても辞めなかった
悔しかった
後ろを支えてもらいながらも
少しずつ進めるようになって
伸びる度に喜びを感じてた
今では乗れるのが
当たり前だなんて考えるけど
そうじゃなかった
当たり前なんてないんだ
汚れながら練習した
あの頃の自分が教えてくれた
決め付けず諦めないでやれば
きっとできるんだよと
立ち止まる暇があるなら
一歩ずつでも前へ
恐れず行けば
その先に光は見えるから
もう背中なんか向けないで
信じて目指せばいい
君の一歩が全てを動かせるから
負けないで
あれからできることが
一つずつ増えていった
けどその中にはやっぱ
どれだけ頑張っても
上手くいかないこともあった
それでもいいじゃん
僕ら人間なんだ
全て完璧にできる人なんて
いないんだよ
思うようにいかないことも
あるからこそ
人生の価値が
あるんじゃない?
きっとなにもかも
簡単にできる世界では
そのうち生きることの
素晴らしさも
感じなくなるだろう
いつの日か流した涙
無駄にはならないんだ
なにかに苦しみ
こぼれた雫は
きっと見えない明日
これからの道にまかれた
希望の種の水分となって
自分なりの美しい
姿を咲かせるはずさ
思い描く明日の自分が
笑ってられるためにと
何かに必死になれば
その結果がどうであれ
理想を胸に戦った日々は
必ず君を大きくするから
いつかの自分に笑顔をくれるから
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