「破片」

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    涙でにじむ視界 開き直そうと閉じたとき そこから頬を伝った雫 舌触れる寂しさの味に 感じて食いしばっても それは止まんなくて いくら流そうとも 心の隙間はそう簡単に 塞げやしない 余計に空気が 冷たく触れる 震える身体 コントロール出来なくて 孤独の色に染まってく         きっと誰もが知ってる 自分だけのむなしさ 逃れようと必死にもがいても 突然降り懸かりくる 巨大恐怖手の影 この時代空間行き交う 無限数体神の忍び 避けること完全不可能 見てみぬふりの 永久保存この世界現状       「辛いよ」って 頭の中の思考線 絡まって辿り着けない 「もう自分には 何も残ってないんだ」 生きていくことが 掠れ見えなくなるような この場所に立っていた 進もうにも道がない 休みたくても軋む時間 止まればいいと考える そんな気持ちにさえも 嫌気がさして 全てのものに縛られてた      「死にたい消えたい」 見えない未来に 希望のカケラ信じようとすることが 馬鹿らしくなって もうどんな言葉も 救いの形枯れてその裏 強制される早急感情 余裕なき眼中視界に 潰れかけ寸前 人体機械仕込まれ要素       乾ききったこの地 めぐみの涙滴る 錆び付き増したスイッチ 起動操作求め願う糧 霞むこの手にもいつか 輝き放つ光掴めるまで    
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