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「はじめまして、アリスです」
「は…はじめまして!水上浅海と言います…!お会いできて嬉しいです!」
アリスは優しい笑みを浮かべありがとうと言った
「そういえば、どうしてここにいるんですか?」
「それが…道に迷ってしまって…ARIAカンパニーに向かってる途中で他の場所を歩いてみたくて違う路地に入ったんですが…」
「そうだったんですか」
アリスは少し考えて
「アリア社長」
「ぷいにゅ?」
「今日は灯里さんやアイちゃんはもうARIAカンパニーにいますか?」
「ぷいにゅ」
アリア社長は頷いた
「そうですか…浅海ちゃん、私のゴンドラに乗っていきませんか?」
「え…!?で…でも私お金そんなに持ってないですよ?」
「大丈夫です。お金は貰いません。それに私もこれで今日の仕事は終わりですし灯里先輩やアイちゃんに会いたいですし」
「え…あ…は、はいお願いします!」
「じゃぁゴンドラに乗って下さい」
アリスは自分のゴンドラに乗ると歩に手を差し出す
「お手をどうぞ…」
歩は一瞬ドキッとした
「さあ、アリア社長もどうぞ」
「にゅ!」
「社長?」
浅海は思った何故猫さんが社長…?と
「あの…アリスさん」
「はい?」
「この猫さん、社長さんなんですか?」
「そうですよ?アリア社長はARIAカンパニーの社長さんです」
「え!?」
浅海はビックリした。まさか猫が社長だとおもっていなかったからだ
「猫さん…社長さんだったんですか?」
「ぷいにゅ!」
アリア社長は威張るような仕草をした
「し…失礼しました!!私社長さんとは知らずに…」
「ぷいにゅぷい」
アリア社長は大丈夫大丈夫と言うようにポンポンと浅海の腕を叩いた
「歩ちゃん、ARIAカンパニーが見えてきましたよ」
そこには海の上に一軒家の建物があった
「あれが…ARIAカンパニー…私がこれからウンディーネとして歩む場所…」
ARIAカンパニーの船着き場の前に2人の人が立っていた
水無灯里とアイだった
「浅海ちゃん」
「ようこそ!ARIAカンパニーへ」
灯里とアイは浅海を出迎えた
「あ…ありがとうございます!水上歩です!よろしくお願いします!」
浅海は灯里、アイ、アリスに自己紹介をし 舟を降りた
「アリスちゃん、ありがとう今日はもう終わり?」
「はい…」
「そっか、よかったら上がって」
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