忍足くんの夢

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その日はいつもと何ら変わらない日。 休みの日だったので当然のように岳人がオレの家に遊びに来ていた。 ただそれだけのはずだったのだが、 「侑士、しよ?」 まさかエッチなことだと思わず、「何を?」と聞いてしまった。 「エッチ!!」 岳人は顔を真っ赤にして怒鳴った。 「えっ!?」 岳人の口から出ないと思っていた言葉が出てきてビックリしてしまった。 「何だよ。嫌なのか?」 「嫌やない!嫌な訳ないやん!!」 慌ててそう言った。 「じゃあ、しよ?」 岳人がズイッとこちらに近付いてきた。 こんなに可愛いのにノーと言うヤツは男やない!! オレは勿論やと答え、可愛いお姫さまを抱き上げベッドに運んだ。 「でも、岳人から誘ってくれる日が来ると思わんかったわ。」 「何だよ、それ。オレだって男なんだぞ!誘うぐらいいいじゃんか!!どうせ、受なんだし。」 やっぱり、岳人は漢気溢れてるなぁと思う。 「ほな、たまにはポジション変わるか?日吉で言う下剋上。」 変わると言われたら困るくせに言ってしまった。 「ヤだ。オレ、攻出来ないもん。」 出来ないもんって可愛い… そうや!
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