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姫蝶が生まれた時から仕えている苦労人No.1の玄狼(ゲンロウ)さん。
黒烈火のNo.2で物静かで落ち着いている畑仕事と読書が趣味☆あの伊達軍のオールバックさんと気が合いそうな玄狼は姫蝶のブレーキ役でもあり、オトン的ポジション。
月狼族で強い。玄狼の左肘から下は攘夷戦争時に失った。
ここで小話
「玄狼…左腕…」
姫蝶様が左二の腕に触れられた。
「姫蝶様「何を失おうとお前は戦うんだろう?なら…命だけはなくすな!!」」
姫蝶様はうつ向き言った。細い肩は震えており、顔を私の胸板にうづめて泣いていらっしゃった。
「申し訳ありません…「生きて戻って来たから許す。」」
まだ潤むオッドアイを私に向けてニカッと姫蝶様はいつもの笑顔を向けてくれた。
「貴女残して逝ったら心配でこの玄狼、死にきれませんよ。」
「退屈しねぇからいいだろ?」
確かにそうですけど…ね。
姫蝶様ほどハチャメチャで優しい姫はいらっしゃらないでしょう。
これからもこの玄狼、姫蝶様にお供させていただきます。
(じゃないと何をしでかすか心配で心配で…)
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