鳥川 興

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○ ホーク『……そうか…ああ…とうとう時間がきたか……だとしたら……ああ…必ず来るな…ああ。分かってる。絶対に彼らに手は出させない』 武『ホークさーん!』 茜『ホークさーん』 ホークは電話を切り、蒼空たちを笑顔で迎えた。 ホーク『やあ。君達、おはよう』 明日香『おはようございます』 賢太『まだ張り込みしてるんですね』 ホーク『ああ。なかなか動かないもんだからね』 明日香『ところで、ホークさんは特殊部隊に所属してるんでしよね?』 ホーク『ああ。そうだけど…』 明日香『何故特殊部隊が張り込みしているんです? そういうのは刑事さんがするものかと…』 ホーク『ああ、それは相手が人間じゃな…おっと!』 ホークは慌てて口をおさえた。 蒼空『どうしたんですか?』 ホーク『いや~、危ない危ない。もう少しで国家機密を話すところだった。危うく俺の首が飛ぶところだった!』 『全く! 興のそういう危なっかしいところは未だに変わってないよなぁ』 蒼空(え? 今…何か) ホークはさりげなく制服を殴る。 『いて!』 蒼空『…………』 ホーク『蒼空君…どうかしたかい?』 蒼空『ふぇ? ああ、何でもないです…』 茜『さぁて、そろそろ行きましょうか』 武『そうだな』 賢太『それではホークさんまた!』 蒼空『あ! 待って!』 茜『どうかした?』 蒼空『うん…ちょっとホークさんに聞きたい事があるから先に行ってて。すぐ終わるからさ』 茜『ふ~ん。別にいいけどさ』 明日香『それではごきげんよう』 茜たちはスタスタといってしまった。 ホーク『そ、蒼空君…俺に話ってなにかな?』 蒼空はホークに背をむけたまま動かない。 ホーク『蒼空君?』 蒼空『もう…やめて下さい…』 ホーク『え?』 蒼空『もうやめて下さい! もう分かってるんです! 鳥川 興さん…!』 ホーク『……っ!』 ホークは言葉を詰まらせた。
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