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武『それで話の続きなんですけど…』
興『ああ…そうだったな。五利か~。どうやって話せば良いものか…』
若葉『ああ、五利ですね。それなら知ってますです』
興『え?』
若葉『五利というのはですね、万利…地利…炎利…水利…氷利。この五つの力の事をさす言葉でしてね。これらは地球の全てのものを司っているいわば神様のような力なのですよ。
そしてその五つの力にもそれぞれの魂が宿っておりまして、万利が正魂、炎利は幸魂、地利は荒魂、水利は和魂、氷利は奇魂を司っておりまして、正魂は義であり、幸魂は愛、荒魂は勇、和魂は親、奇魂は智を司っています。これらが1つに纏まることで世界は1つにおさまっているのですよ。
ちなみに幸魂、荒魂、和魂、奇魂の4つは神童の考え方にもでておりまして…』
蒼空『ぽか~ん』
茜『ぽけ~…』
若葉『ーーって、あの…どうかしましたか?』
蒼空『そんな難しい事を話されても~』
茜『全然わかりませ~ん…』
武『なんか頭が痛い』
賢太『まぁ、だいたい分かりましたけど』
興『いや、凄いよ。あの話を知っているだけでも凄いのにそこまで要約できるなんて、素直に感心したよ』
若葉『えへへ…恐れ入ります』
蒼空『でも、あまりわから…』
明日香『なるほど』
蒼空『え?』
明日香『つまり五利はこの世の全てを担う神の力のようなもの。その五つの力が目覚めた時、本当の戦いは起こる…グリムたちの話と組み合わせるとこんな所でしょうか』
若葉『グリム…は何のことかさっぱりわかりませんが、まぁ、ざっくりと噛み砕くとその通りです!』
興『ひゅ~。ここにも天才君が…』
蒼空『まあ明日香ちゃんは学年で1番頭がいいからね』
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