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蒼空『はぁぁ…なんか今日は色々あったよ~…』
学校の帰り道。蒼空は元気のない声を出していた。
茜『何言ってるのよ、あんたのおかげでくたくたよ!』
武『いきなり苦しみ出すんだもんなぁ。びっくりしたぜ』
賢太『本当にあの時はどうなるかと思ったよ…』
明日香『でも何ともなくて良かったです』
蒼空『明日香ちゃん…』
茜『……言っとくけど、心配してたのは明日香だけじゃないんだからね!』
武『全くだ!』
賢太『しっかり感謝してもらいたいもんだね!』
蒼空『はは…ちゃんと感謝はしてるよ…』
茜『どうだか…』
茜は目を横に流している。
明日香『それにしてもホークさんという方は不思議なお方でしたね』
武『ああ。ホークな』
賢太『ホークって名前なんだろうか』
明日香『外人さん…?』
茜『でも明かに日本人って顔してたわよ』
蒼空『じゃあハーフなんだ!』
賢太『ハーフねぇ…』
武『でも凄いよな。睨むだけで猛犬を追い返しちゃうんだからな』
茜『あれは凄かったわ』
明日香『ホークさんは何者なんでしょう…』
茜『さあ、まぁいいじゃない』
5人は楽しく話していた。それを屋根から見つめる黒い影……
『見つけた…フフ…』
蒼空『ただいまー』
母『お帰りなさい』
『お帰り、兄さん』
蒼空『ただいま。母さん、晴菜』
晴菜『随分と疲れた顔をしてるのね。どうかしたの?』
蒼空『いや、何にもないよ』
母『蒼空はお父さんと一緒ですぐ隠し事をするからねぇ~』
蒼空『何でもないよ!』
母『あっそ~』
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