日曜日の幸せ

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それからは、キャバクラのバイトがある日は終わってからけんじくんの家に向かう日が続いた。 私はけんじくんの家についたらまず一番に眠るけんじくんに抱きつく。 けんじくんは寝ていても嬉しそうにおかえりって呟いて抱き締め返してくれる。 しあわせ(*^ω^*) そんなある日曜日の昼下がり、けんじくんちには私とけんじくんの友達のたくちゃんがいた。 仲むつまじい私たちを見てたくちゃん、「おまえらどんな関係よ!けんじ、おまえひかるのこと好きなんちゃうんかあ?」 ゲェッ(゚Д゚)💦 「…俺はもうキャバ嬢とは…」ボソボソ けんじくんは私と出会う前に、六本木のキャバ嬢と二カ月ほど付き合っていたそうです。 その人はけんじくんよりも年上で、ガチで夜の蝶をやっている人で、けんじくんの家で同棲していたそうです。 でも夜の仕事やから、朝けんじくんが仕事に行く準備をしているとベロベロに酔っ払って帰って来て、一緒にいても営業の電話やメールが多くて、最後はけんじくんが出てけって言って終わったそうです。 この経験からけんじくんはキャバ嬢とは絶対付き合わないって決めたらしいです。 …でもひかるはガチじゃないよー 学生やし居酒屋のバイトも続けてるし、営業なんかしませんし… 留学費貯まるまでは辞めれないよ。
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