うそつきのれんあい

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うそつきのれんあい

ぼくはうそつきです。まいにちまいにち嘘ばかりついています。いつだってにせものの笑顔をはりつけてニコニコ笑っています。じつのおやだってぼくの兄弟だってぼくの嘘を見破れないのです。 (これはうそじゃないですよ) (本当です。) 以前ぼくは体調がわるいとうそをついて授業をさぼったときにはじめてすてきなじょせいに会いました。とてもきれいでしたぼくはこんにちはと挨拶をしましたがじょせいは挨拶せずに僕をじっとみつめてきました。 「きみうそつきだね」 いまぼくをみつめているかのじょはぼくのうそをみやぶることができるひとでした、ぼくはこんなひとをずっとまっていたのです ぼくはどきどきしていましたがやがてかのじょにいいました 「きみのことが大嫌いです。」 (またうそつきといってわらいました)
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