僕と妹

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僕と妹

そこはまるで戦場のようでした。食器は割れて、赤い血で溢れています。父が、母が死んでおります僕は危ないと思って逃げようとしましたが情けないことに足が動かないのです、いつも母におにいさんだからしっかりしなさいと言われていたことを思い出しました、情けない。とにかく妹をつれて逃げようとしました。 妹の部屋は2階にあります、荷物を持って逃げるようにいいました。「お兄ちゃんは準備出来てるの?」 なんと妹は旅行かばんをもって準備をしおわっていたのです 、よく出来た妹です。予知能力でもあるのでしょうか。僕は少し待っててと妹に言って服とお金と食べ物を持って逃げるように家を出て行きました。 途中妹の手が汚れていた気がしましたがどうやら絵を描いていただけのようでした。妹は真っ赤な夕焼け空の絵を描いていました。
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