お兄様と私と

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お兄様と私と

私のお家はとても小さく狭く暮らしにくいところでした、でもお兄様が頑張ってお仕事をして買ったお家なのでとても文句は言えませんしそれに、私はお兄様がいればどこだって構わないのです。 お兄様は優しく聡明な方で私の自慢の兄なのです、お兄様はいつだって私のことを気遣ってくださいますし私を叩いたり罵ったりしません。 お兄様最近とても嬉しそうでした、尋ねてみると恋人が出来たそうです。 お兄様はとても幸せそうに私にお話してくださいました、恋人の女性はとても美しく優しく ああ言葉では言い表せないような…とにかくお兄様とお似合いの方でした、私とは似ても似つかないような 私は恐れました。お兄様は私を捨ててしまうのではないかと、いらなくなってしまうのではないかとああああ恐ろしい。怖い怖い怖い私は私には、お兄様しかいないのにあっ、お兄様…お兄様は私を捨てたりなんてしませんよね? あらその方は、どうされたのですか?お兄様? …そうですか恋人の方は、お兄様?、お兄様安心してください私はお兄様を捨てたりしませんから、ええもちろんです…お兄様は私を愛してくださるもの! お兄様
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