ロード

１５の夏

翌朝私は自転車で学校に向かっていた

途中赤いＴシャツの人が目に入った

石橋君だ

『おはよう…』

『昨日、カラオケきたらよかったのに』

『夜だったし…でれないから』

『期待してた。チカ友達だっていってたから』

『期待って…石橋君、ちゃんと学校きなよ…２学期は大事だよ』

『今日はいくよ…』

『今日はじゃなくて、今日から！遅刻してもいいから学校は行かなきゃ』

『うん、わかった…』

私は自転車から降りて、石橋君と歩きながら学校に行った

石橋君は手ぶらだったけど、校門をくぐった