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玄は、その妖しい笑みを浮かべたまま足を離した。
ハジメ「くろっ…………。」
離された足が地に着かないうちに腰を抱え上げられた。
クロト「この人は、俺のなんですよ。簡単に触らないでください。」
腰から抱えられていては、身体の向きすら自由に変えられずなすがまま、されるがままになっているしかなかった。
そう―――― 玄の優しく妖しい笑みが、動けない身体を笑い、唇を塞いだ。
―――――――――ジッ、ジーッ
――――――カシャッカシャッ―――
この時、俺も玄もシャッターが切られていたなんて全く気付いていなかった。
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