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えーっと、こんにちは、こんばんは。
鮎川 桜です。
皇蘭学園の保険医、やってます!
ここ、保健室は本来怪我や、気分が悪い生徒達が休む場所なんですが……。
何故か、元気でぴんぴんしてるやつらばっかり集まります。
まぁ、楽だからいいんですけどっ!
「アユーっ!」
ほら、こんな話をしてる間になんかうるさいのが来た。
「オイ、アユ!無視すんなっ!」
「なぁに?タケノコ」
アユアユ言ってんじゃないわよ、るっさいわね!
「んなっ?!タケノコじゃない!武野、み、な、と!」
ぎゃあぎゃあ喚くタケノコ――武野 湊は、この学校の英語の教師やってるみたい。
こいつが教師を、なんて聞いた時は本当に生徒のことを可哀想だと思ったわ。
「そんなこと、わかってるわよ。バカじゃあるまいし」
「バカじゃないんだったら、ちゃんと呼べよ!」
「ヤダ」
「即答かよっ!」
なんて、タケノコがぎゃあぎゃあ言ってると、保健室の扉が開いた。
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