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学校につくと、少しざわつく生徒たち。
まぁ、そうだよな。
兄貴が、眼鏡だ。
それに俺が選んでやったんだから似合ってるに決まってる。
俺が選んだって言うちょっとした優越感と……なんかモヤモヤ。
なんだろ……?
不思議な感覚に疑問を抱きながらも俺達はそれぞれのクラスに向かった。
このころから、いつものグループは出来上がっていた。
ただ違ったのは、魅禰と翔が違うクラスだったってこと。
ただ、兎梁と魅禰が仲良かったからなんとなくみんな一緒にいた。
「おは……「加浬くん加浬くんっ!おにーちゃんかっこいいねぇっ!眼鏡っ!めーがーねーっ!」
おはよう、も言い終わらないうちに兎梁がまくしたてる。
「あー……?」
なんて返せばいいんだよっ!
時雨とか、クラスメイトとかくすくす笑ってるし……。
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