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そんな二人の絶叫を無視して僕らは旅館に入った……。
「ようこそおいでくださいました」
そう言って女将が迎えてくれた。
恭介
「こちらは女将の優子さんだ」
優子
「あら,随分女の子が多いのね恭介君」
恭介
「それでも皆楽しい奴ばかりですよ」
恭介はそう言って子供っぽく笑った。
理樹
「これから三日間よろしくおねがいします」
優子
「そんな畏まらなくていいのよ。気楽に,ね?」
理樹
「はぁ……」
優子
「それにしても……可愛い子ばかりね」
小毬
「そ,そんなことないですよ~~!」
クドリャフカ
「わふ~恥ずかしいです……」
鈴
「っ…………!」
鈴は顔を赤くして俯いている。
来ケ谷
「優子さんこそ美人ではないか」
優子
「あら!若い子にそういってもらえると嬉しいは」
そんなことを話していると他の客も入ってきた。
優子
「ずっとロビーにいるのもなんでしょうから部屋に案内するわ。ついて来て」
僕達は優子さんの案内にしたがって部屋にいくことになった。
優子
「さあ,ここよ」
謙吾
「とてもいい部屋だ。景色も良いようだしな」
理樹
「そうだね。とても空気がいいよ」
真人
「そういえば女子達はどこの部屋なんだ?」
恭介
「ここから二つ隣の部屋だ」
真人
「そうか」
理樹
「どうしたの?いきなりそんなこときいて?」
真人
「いやな……女どもが俺の筋肉目当てに夜ばいして来ないか心配でな」
理樹
「(無視)そういえばお風呂って何処にあるのかな恭介?汗をかいたから入りたいんだけど……」
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