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理樹
「そうなんだ……一体何が?」
クドリャフカ
「わふ~…」
クドが不安そうに鳴いている。
恭介
「状況を整理しよう。まずは真人,真人は謙吾との戦いの途中に失踪」
理樹
「失踪って,言い方が凄く重いよ!?」
恭介
「戦いの内容は旅館の周囲を走り続けて先にバテるのはどちらかと言う内容だ」
理樹
「なんかその内容だとイマイチ危機感が伝わって来ないね…」
恭介
「そして次は,西園。西園は能美と風呂に行き長時間入ったことにより上せてしまい,能美に涼みに行くことを伝え移動した」
理樹
「自分自身って言ってた本を手放す程なんて心配だよ……」
恭介
「そして,能美が涼んでる場所に行ってみると理樹の言う通り,西園の本だけが置いてあった。合ってるな?謙吾,能美」
謙吾
「ああ,それで合ってる」
クドリャフカ
「ハイ!間違いありません!」
理樹
「これからどうするの,恭介?」
恭介
「……フフッ」
理樹
「きょ,恭介?どうしたの?」
恭介
「フフフッ,フハハハハッ!!」
謙吾
「きょ,恭介!!何が可笑しいんだ!笑い事じゃないだぞ!真人はともかく女子の西園が居なくなったんだぞ!」
理樹
「お,落ち着いて…謙吾。後,真人も心配してあげようよ…」
みんないきなり笑いだした恭介に怯えている。恭介がこんな時に笑うなんてありえないからだ。
恭介
「フフッ……済まないな,謙吾。だが,こいつは面白い…これは俺……いや,俺達…リトルバスターズに対する挑戦状だ!!」
全員
「「……ハ?」」
恭介は…何を言ってるのだろう?
恭介
「だってそうだろ!!こんな平和な旅館で謎の失踪事件!!これは俺達に解決しろと言う事だ!!……誰だか知らないがやってやろうじゃないか!!俺達の団結力を見せてやろうぜ!!」
全員
「「え?」」
鈴
「……アホだ」
部屋に入って来た鈴が全員の気持ちを代弁してくれた……。
恭介
「アホで結構!!」
理樹
「開き直った!?」
恭介
「さぁ!お前ら!!これよりリトバスメンバー失踪事件を解決する!!!」
恭介が一息置いてこう言った。
恭介
「ミッションスタートだ!!」
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