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学校まで歩く事5分―…
言ってみれば、まず遅刻する事はない。
そんな朝早い学校の前では、人溜まりが出来ていた。
「よかった!間に合ったみたい」
真尾が人溜まりを見て安堵の息を吐くと同じくして、一台の黒塗りのリムジンが校門前に止まった。
車から出てきたのは、黒い髪をなびかせた刹那であった。
刹那の髪の色が昨晩と変わっているのは、アルケミストを発動していないからである。
アルケミストの発動には色々な副作用な様なものがでてくるのである。髪の色も変わるのはその一因である。
そして、刹那は学校では生徒会長、勉学も学年トップ……おまけに容姿端麗、才色兼備を兼ね備えている。
まぁ―…俺にとっては、可愛らしいや、美しいも刹那姉さんに合っているかもしれないが、しっくりくる言葉としては『カッコイイ』の方がピッタリだがほとんどこんな事は、知られていない。
と言うよりは、本人にそんなことを言うと怒られる気がするのである。
そんなこんなで、刹那姉さんには、大勢のファンがいて、男女問わずの憧れの的であるが、既に逸話の様な話になっているが男性からの今だ告白成功者はいない。
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