ツンデレ先輩と俺

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「む……///それは、心配で……」 刹那と少年に呼ばれた彼女は、髪の色に負けないぐらいに頬を染めていた。 「ありがとうね?刹那姉さん?」 「感謝されると……怒れないでは無いか///」 『ぎ……貴様ラ……二人組ダったとワ……』 口を串刺しにされている大蛇が器用に息をもらすかの様に喋る。 「まだ絶命して無いんだ」 少年の大蛇を見下ろす目は、先程の彼女と喋っていた、少しじゃれた少年の目ではなく、それこそ人をも殺せそうな鋭い目であった。 「当たり前だ、章印は外してある。貴様、どうやって“ヤエリア”になった?」 『貴様ラに教えるはずはナカロウ?』 彼女は大剣を深く突き刺したまま大蛇から離れて質問した。 「答えろ。動物型」 少年はそう言うと大蛇の前にしゃがみ込み眉間に銃を突き付ける。 『ぐふふ……我らが想像主たるカレにはいくラ貴様でも辿リ……』 少年は大蛇が喋り終わる前に、眉間にあった章印を打ち抜くと大蛇はピクリとも動かずに絶命した。
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