ツンデレ先輩と俺

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「さっきの女は?」 「アハハッ。刹那姉さん、もうちょっと言葉遣いを直せば可愛いのに」 「なっ!!……かか可愛いなんて…///お前は……恥ずかしく無いのか……ボソボソ」 「ん?何か言った?……まぁ良いや……あのお姉さんならアンチスキルに保護してもらったよ?」 ビルの屋上にどこ吹く風が少年の髪を揺らす。 手摺りにもたれかけ缶コーヒーを隣の刹那に渡す。 夜景を二人は見ながらも、少年は何かを思い出した様に顔を上げる。 「あっ……そうだ、明日の宿題するの忘れてた」 「まだ君は、やっていなかったのか?そんなのは任務前にやるものだぞ?」 「だって、真尾の奴に買い物について来いって言われて……ちょうど帰る時に刹那姉さんから電話があったからそのまんま来たんだよ?宿題をやる時間なんてなかったよ」 「そうか……まぁ仕方が無いな、女の子の言う事だけは聞いてやらないといけないしな、まぁ頑張るんだな」 「えっ?刹那姉さん手伝ってくれないの?」 「手伝って欲しいならそれなりの報酬が必要だぞ……例えば……キス……とか?」 「例えば……何だって?」 「何もない!!お前の耳は本当に肝心な所を聞き逃す……わざとなのか?それか天性の女泣かしだな、まったく……」 「?」
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