ツンデレ先輩と俺

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「貴様ッ!」 刹那はコートの中から大剣を覗き見せる。それを手で少年が制止させる。 「確かに俺は、物好きかもしれないね?でも……それ以上No.5の事を言うと、本当に怒るよ?」 少年はエルハレムに真っ黒い銃を向ける。 「おっと……こりゃあ失敬、冗談っすよ!まぁ冗談じゃない所もたたありますけど…… 何も戦いたいわけじゃ無いっすよ!!それに青が黒に勝てるはずが無いじゃないっすか!」 エルハレムは、両手を上げ降参のポーズをとる。 それを見ると二人は、各々の武器をコートの中に直す。 「本間すんません。では、早速報告させていただきますわ。 今日、No.50が討伐したヤエリアは、成体でした。 近頃のヤエリアの成体異常発生は本部へ報告済みですがどうやら本部にもこの異常発生の原因は解明されていないようです。次に被害にあった女性は、彼女の判断もあると思われますが……保険衛生班の保護により記憶操作が行われ、普段の生活に戻るとおもわれます。」 エルハレムは、手にもっている書類に目を通しながら淡々と報告する。
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