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…いや、それ以前に危険なこととなった。
またいつの間にか囲まれている。
「ん…アークデーモンか」
アークデーモンと呼ばれる爵位悪魔。
なんでそんな悪魔が魔物と一緒に俺ら三人を囲む必要があるのか…。
周りを見渡す。
軍勢は既に百近く居る。
所詮はまだ『弱い』存在の敵とはいえ、数では圧倒的不利には違いない。
「塵も積もればなんとやらか…」
「……塵では無いでしょう」
「ん、これだけの数も居る…爵位悪魔は強いぞ?」
「は?だって……」
そういえば何故だ?
何故俺は爵位悪魔を弱いと思うことが出来るんだ?
まるで最初からこの敵を知っている…?
……わからない。
そこで考えることを止めた。
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