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自分の考えに矛盾が起きている。
それはもう一人の自分がいるから。
自分の心を隠し続けてたから。
「なら、諦めなさい」
俺が唯一知っている『人外』。
その声が聞こえてくる。
「君では不可能なのよ」
俺にとってただ一人の姉――『神狩 灰音(カガリ ハイネ)』。
『並行世界を操る程度の能力』を持ち、『並行された世界間を移動』している。
「君は自分の力の限界を知ってしまった」
故に誰よりも的確なアドバイスをくれる。
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