正義と悪

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「姉さん。俺はもう――「ダメよ」 否定される。され続ける。 「どうして……?なんで好きになっちゃいけないんだよ?!」 姉さんの顔が曇る。 困ったような、苦しいような顔だ。 「それが、どういうことかわかって言っているのかしら?」 「何を言って……」 「いつかは必ず別れが来るのよ。別の世界に居続けるなんて許されないの。 貴方は知ってるでしょう?私のこと」 そう、姉さんは恋をした。 いや……別の世界で、恋をしている。 今もまだ。 .
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