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その後すぐ菜々子ちゃんが私の両親を伴って病室に入ってきて、軽い診察をした後なんの異常もなかったので私は普通に家に帰れる事になった。
まさか妖怪に影を食べられちゃったから死にそうになって、通りすがりの妖怪に助けられたから息を吹き返しましたとも言えず、私はおとなしく言うことを聞いていた。
さすがにいくら頭の悪い私でもそんなことを言ったら違う病院に入れられるであろうことはわかっている。
私も普段ならこんな事信用できないけど、現実に蜃さんは私の影と繋がっていて、ふわふわ浮いているところを目の当たりにして信じない訳にはいかない。
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