プロローグ

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「もう!要子! あんたトロ過ぎ! 間に合わないじゃん!! ほら、早く早く!」 「ご、ごめん。菜々子ちゃん。 待って~。」 移動教室があるにも関わらず、トロトロ用意をしていたら時間がなくなり、早く移動先の教室にいかなければ間に合わない。 親友の菜々子ちゃんがイライラしながら私を急かす。 私とは正反対のちゃきちゃきしたしっかり者でいつも私の面倒を見てくれる。 一方私は何をやってもトロくさく、いつも周りに迷惑をかけてしまう。 今ももし遅れたら菜々子ちゃんまで怒られてしまう。
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