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私は上半身だけ起こした状態で周りを見て異変に気付く。
「よっ!ようやくお目覚めか?
なかなか目が覚めないからちょっと焦ったけど、無事でなによりだ!
良かった良かった。」
誰?
目の前には見たこともない男の子。
同い年くらいに見えるけど制服は着ていない。
いや、それよりも、
それよりも問題は、
私はそれを確かめる為におもむろにその場に立ち上がった。
ガバッ!
被っていた布団をめくる。
「うわっ!いきなりどうした?
ビックリするじゃねぇか!」
男の子はその勢いで少々ふっとばされる。
しかし私は目の前の光景を見て固まってしまい、男の子の言葉なんて耳に入ってなかった。
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