悪夢の始まり

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あの日の夢でここにきた… あの信号も覚えてる… 信号…? 雅也が危ない!! 気づいたときにはもう遅かった…。 雅也わ赤の信号を渡っていた… その横には、あの日の夢と同じトラックが…… 「雅也ーーーー!!」 雅也は振り返り…… 「やっぱりか……」 キーーーーーー!!!ドーン!!!! 「うそだ…うそだろ…」 おれの目の前には、あの日の夢で見た雅也の死体が転がっている。 ぐっちゃになっている顔… 飛び散った脳みそ…内臓まで… 正夢だったんだ。おれは気を失った。 気づいた時は 家にいた。もしかして 夢だったのか… そんな希望は 母の言葉にうち消された… 「明後日、雅也くんのお葬式だって…」 やっぱり 夢でわなかった。 今でも 信じられない。自分で見た夢が本当に起きて… 親友が死ぬなんて… おれは部屋に閉じこもった。全てうそであってほしい… 2日後、雅也のお葬式の日…たくさんの人が涙を流していた。 雅也の母さんは声を出しながら、泣いている。お経と雅也の母さんの泣き声が、響き渡った。 おれはボーっと、雅也の写真を見ていた。 雅也が死ぬ前に言った言葉… 「やっぱりか…」 どーいう意味だ…? もしかして 雅也も こうなると知っていたのか?… 雅也も なにか知っていたんだ… なんで、おれから逃げてたんだ… もう わかんねーよ
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