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目覚ましがなった…。
目覚ましを止め、もう一度 布団に潜り込んだ。
ガタガタ体の震えが止まらない。
自分が死ぬなんて、考えたこともなかった。
オレが見た夢で、雅也は死んだ…
尾崎は おれが死ぬ夢を見た…
きっと、たまたまだったんだ…
雅也の死と おれが見た夢は関係ない。
おれは 自分に無理やり言い聞かせて、布団から出た。
部屋から出てリビングに行くと、既に親は仕事に出かけていた。
時計を見てみると、11時をまわっている。
今日は土曜日で学校は休み、 昼から本屋にいくつもりだった…
けれど、外に出る気にはなれなかった…
外に出る勇気がなかった…
そこで、2歳年下の弟に頼むことにした。
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