純白の出会い

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ーーーー 「木本君は右のシェークで両面裏、かなり上手いね・・・・・・ やっぱ県大会ベスト16は伊達じゃないか・・・・・・ 林戸君も右シェーク、フォア裏のバック表、実力はそれなりかな。 体重移動がおかしいけど・・・・・・ 天霧君は右日本式ペン裏・・・・・・ えっ、フォアが振れてない!?」 部長の酒井が必死に抑えるにも関わらず、何度も弾き飛ばす鋭利なドライブを打つ良広や、まずまずの動きを見せる健二の隣で、孝は一人ぎこちない動きを見せていた。 「あ、でもドライブは打てるんだ。」 ドライブの練習に入った孝は、スピードは緩いが回転はそれなりにかかったドライブを打っていた。 「とりあえず良いかな。 よし、じゃあみんな試合を始めて!」 頃合いを見計らい、顧問は体験入部の全員に試合を始めさせた。
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