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逃げる
それだけに支配されていた
月光(逃げないと…逃げないとまた…)
月光は教室を飛び出した
月光(どうしよう…家には帰れない)
月光は街を歩き回っていた
公園でボーっとしている時に月光はふと思った
月光(なんで逃げるなんて思ったんだろう…)
月光でも分からなかった
なぜ自分がそう思ったのか
月光(でも…もう学校は行けない…それだと父さんと母さんが…)
一瞬身震いした
月光が唯一もっていた感情…父と母への恐怖だった
月光(嫌だ…帰りたくない)
またフラリと街を歩いていると
ある場所に人が集まっていた
そこは…
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A…11P
B…13P
C…15P
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