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「………うざい」 「……」 「ホントにうざい」 「…うざいを連呼するな」 「うざいんですもん」 「……」 「……」 「…まて!まだ話は―――」 「『謝ってきたので許しました。ご迷惑おかけしてすみませんでした。失礼します』」 「―――~~~っ」 棒読みかよっ! 彼女はサラリと言うと、競歩並にスタスタ歩き、教室へ戻っていった。 シャンプーの、ふわりとした香りを残して。
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