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マジ壊れなくてよかった。 ホッと胸をなで下ろしながら、レンズをハンカチで拭きかけ直す。 「……」 「……」 ……視線が痛い。 黙ったままの彼女に、凝視されている。 「…何か?」 さっきから、ガン見しすぎだろ…。 「……真広先生」 「はい?」 「肌、綺麗ですね」 「……そうですか?」 「とても綺麗」 「それはどうも…」 ………? 「あ、もうすぐ休み時間終わっちゃいますね。では失礼します」 「……はあ」 そして、彼女は去っていった。
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