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仁「…ぎゅ」
仁「―ぎゅ」
仁「や―ぎゅ??」
比「………………」
―――わぁぁ!!?
比「なっ…なんですか!!?」
気付いた時にはもう授業は終わって、
仁王君の顔が真前にありました。
比「やっ…、やめてくださ」
仁「なんでじゃ~ひどいのぅ…(泣)」
ひどいのぅ
じゃないですよっ!!
私は風邪で胸が苦しいのに…
仁「おっ??お前サンテニス部はいるんか??」
私の部活申請紙を見て、
おかしそうに言った。
比「―…そうですが…」
貴方には関係ないでしょう…
と思いながらそっぽを向いた。
仁「じゃあ俺もそうするなり!!」
そういうと仁王君は、
申し込み用紙に
汚い字で『テニス部』と大きくかいた。
比「仁王君も、テニス部へ入るんですか??」
仁「う―ん…そうじゃのう。入るつもりはなかったんじゃが。」
え…、それなら、何故。
仁「お前サンがおるからのぅ!!」
比「…………ぇ」
いたずらっ子みたいな顔をして、
仁王君が笑った。
素直に、ビックリしました。
私が…入るから仁王君も……??
比「……ありがとうございます。」
仁王君の嬉しい言葉に
笑顔が自然に溢れでました。
こんなに嬉しい事は、
何日ぶりでしょう。
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