sainz1

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仁「…ぎゅ」 仁「―ぎゅ」 仁「や―ぎゅ??」 比「………………」 ―――わぁぁ!!? 比「なっ…なんですか!!?」 気付いた時にはもう授業は終わって、 仁王君の顔が真前にありました。 比「やっ…、やめてくださ」 仁「なんでじゃ~ひどいのぅ…(泣)」 ひどいのぅ じゃないですよっ!! 私は風邪で胸が苦しいのに… 仁「おっ??お前サンテニス部はいるんか??」 私の部活申請紙を見て、 おかしそうに言った。 比「―…そうですが…」 貴方には関係ないでしょう… と思いながらそっぽを向いた。 仁「じゃあ俺もそうするなり!!」 そういうと仁王君は、 申し込み用紙に 汚い字で『テニス部』と大きくかいた。 比「仁王君も、テニス部へ入るんですか??」 仁「う―ん…そうじゃのう。入るつもりはなかったんじゃが。」 え…、それなら、何故。 仁「お前サンがおるからのぅ!!」 比「…………ぇ」 いたずらっ子みたいな顔をして、 仁王君が笑った。 素直に、ビックリしました。 私が…入るから仁王君も……?? 比「……ありがとうございます。」 仁王君の嬉しい言葉に 笑顔が自然に溢れでました。 こんなに嬉しい事は、 何日ぶりでしょう。 *
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