14回目のバースデー~最後の笑顔で~

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お通夜の日。 《お前のせいだ》 そう言われてる気がした。 私を見る大人達の目がそう言ってる気がした。 100点の兄、70点の私。 この時は0点だったかもしれない。 兄は私のせいで死んだ。 そう思ったら心にポッカリ穴があいたみたいだった。 でも私は泣けたかった…人の居るところでは。 私は泣いてはいけない。 そんな空気を幼い私にも読みとれたから。 だから私は誰も居ないところで一人泣いた。 「お兄ちゃんごめんね…」 と呟きながら。 私はその時もう泣かないと決めた。 心からの笑顔と引き換えに、もう二度と涙を流さないと。 .
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