一章
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気が付くと真っ白な天井が視界に入った。 ここは何処だろうと、視線をめぐらせると、廊下を歩く白衣の女性と目が合う。 「……。」 そこで初めて、自分は病院のベッドで寝てるとわかった。 なぜだろう? 塾の帰りまでは記憶があるのに、そこから先が思い出さない。
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