180人が本棚に入れています
本棚に追加
「何度言ったら分かる、俺たちはもう家族だ。それなのに綾女お前はお姉ちゃんになったんだぞ!!もっと優しく接してやらないのか!!」
珍しく娘、綾女に本気で怒っている僚。必死に綾女を説教している姿を見るのが嫌になる綾女
『優しく、無理!!何で何で優しくしないとならんの!!家族ふざけないで……ッ!!」
パシッィ!!
綾女の右頬がヒリヒリして痛い
僚がお父さんが綾女をビンタしたからだった
「分かってくれ!!なぁ分かってくれ……綾女、父さんは母さんをほんまに愛して『嘘だ!!そんなの嘘に決まってる、じぁ何でもう少しでお母さんの一回忌だったのに!!』
『何よ、分かってないの……あんたらだけじぁない!!もういい、こんな家出てってやる。その方がいいじぁないの!!』
綾女はいつの間にか涙を流しながら道場を出て道路に出た
悲しくって頭の中は白い世界が広がっていた
キキィ―――
「綾女―――!!危ない」
最初のコメントを投稿しよう！