響いてた。

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「最初はグー!!」 「ジャンケンポン!!」 その場所についてから早速ジャンケンをする。 「くそっ!負けた!」 「よし!じゃあ私が先!!」 私が手にとったのはリモコンとマイク。 私がでっかい画面に向かってリモコンを押すと、しばらくして曲のイントロが流れた。 「やっぱり1番最初はこれ歌わないとねー!」 私はマイクをにぎりしめ、気合いを入れて歌いだした。 そう、ここはカラオケ。 私とアキラは週に2回はカラオケに行かないと気が済まないほどのカラオケ好き。 私の友達はあんまりカラオケが好きじゃないし、アキラの友達はお金がないとか予定があるとかで付き合ってくれないらしい。 だけど歌いたい衝動は止まらない。 よって、私とアキラは自然とカラオケ友達になっていた。 私が今歌ってる曲はノリが良い曲。 私が歌う曲はアキラも好きで、アキラの歌う曲は私も好き。 私が歌っている中、アキラは次の曲を入れている。 途中ジュースを運んで来た店員さんは当然のように無視。 曲に集中!歌に集中! やがて曲が終わればアキラが拍手する。 .
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