檻の中の自由

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(そんなつもりはなかったのにな・・) 少し後悔して・・ 天井を見上げため息をついた。 少年は男が寝ている部屋を出て 台所で食事の用意をし始めた。 『ありゃ、惚れたな』 誰かが少年の頭の中に話しかけた。 (うまくいったね、って言っても旭の魔力のせいだろ?) 少年はニヤッと笑った。 『まあな。ま、久々のエモノだ。逃げられないようにうまくやれよ』 少年がベッドまで食事を運んできた。 「あの・・食事を・・身体起こせますか?」 ベッドの横に食事を置いて 少年は男が身体を起こすのを手伝う。
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