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「お前のことが好きだ・・仔仔」
告白されて顔が真っ赤になる仔仔の肩に
孝天は優しく触れた。
仔仔は少し身体をぴくっとさせた。
が、すぐに安心したのか孝天ににっこり微笑んだ。
「僕も、孝天のこと、大好きだよ!」
そう言って孝天に抱きついた。
孝天は今起こっている出来事が
信じられなくて呆然としていたが
仔仔が孝天の身体を
ぎゅっと抱きしめてくれたので我に返り
仔仔を抱きしめ返した。
仔仔は見た目とても華奢だが
抱きしめてもやっぱり華奢で
あまり強く抱きしめると
折れてしまいそうだった。
孝天は抱きしめていた腕の力を緩め
身体を離し
仔仔の瞳を見つめた。
仔仔も孝天を見つめる。
やはり
赤と青の瞳に見つめられると
何も考えられない。
俺は
仔仔に狂ってしまったのか、
それとも仔仔の瞳に狂わされたのか・・
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