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玄関の棚からグローブを2つとり、この機械おじさんに1つわたした。
そして裏口から庭に出た。
「とりあえずそこに立って。」
僕は機械おじさんとの距離をある程度開け、ボールを握った。
「いいかい、ボールを投げるから掴んでね。
そしてまた投げかえしてきて。」
「理解した。」
どんな返事だよ…と心の中でツッコミながら、機械おじさんのほうへボールを投げた。
するとどうだ、グローブをしてないほうの手でボールを掴んだのだ。
ここまで無知だとは…できたてホヤホヤか?
「違うよ!グローブで掴むんだよ!
まあいいや、そして次は投げ返してきて。」
機械おじさんはボールを握り、そして大きく…振り……かぶった…?
「え?」
ビュン!!!
「ひゃあ!!!」
プロ野球選手もビックリするほどの超剛速球でボールを投げてきた。
間一髪避けれた。
ていうかボールがズレただけだけど。
今のは何キロ出てただろうか。とりあえず当たれば骨が砕けるかもしくは死ぬ。
「ちょ…今の早過ぎるよ!
有り得ないよ!
キャッチボールは軽く投げ合いするの!」
「理解した。」
ホンマかいな…。
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