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それを見ていたクラスの池田を率いる男達がズカズカと俺の元へやってき、暑苦しく食ってかかってきた。
「おい拓馬!どういうことだ?どんな関係だ?」
「なんなんだあの子?あんな可愛い子の尻を触ったのか」
「ふざけやがってぇー!」
「ち、ちげーから!誤解だ誤解」
手を横にふり、俺はこの馬鹿野郎共を必死に説得する。
「いやー突然すぎてかなりびくった。それにしても変わったタイプの子だったなぁ」
胸に手を当て、ふぅー。と一息ついてから直樹が言う。
「お前…めちゃくちゃ可愛いじゃんか!何が『フツー』だよ」
祐貴は予想してなかった可愛さに驚愕する。さらに俺が言った事を否定する。
てゆうかお前彼女いるのに…まぁいっか。正直な感想とみなす。
「あれが?お前ら馬鹿じゃない?アッハッハ。うけるー」
俺にとっては"フツー"だ。あんな女が可愛いだ?まったく笑っちゃうよ。
「「おめーが馬鹿だよ!!」」
その場にいた全員が顔色変え、ツッコンできた。なんなんだコイツら…?俺はボケてない。本当の事言っただけ。
「拓馬も変わってるな」
ボソッと直樹が呟いた。
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