456人が本棚に入れています
本棚に追加
「あたしそんなに馬鹿じゃないの。本当に買ってきてくれたから黙ってあげてたけど…それに何その笑顔…気持ち悪」
!!!
俺の完璧スマイルを否定しやがった。しかも騙されなかった。なんて奴だ。
しかもあの時冗談で言っていたらしい。
一本取られた…ヤワラちゃんに巴投げされた気分になってしまった。
「“あれ”あたしが開けてたらどうなってたんだろ~。ん~…」
奴はわざとらしく考え込む。
「か、堪忍して……」
とりあえず俺は下手に出てみた。
なんか女って恐い。
自業自得か。
「んじゃ、案内してくれる?」
そう言うと俺の耳をギュッとつまんできた。
「いってぇ!わ、分かったから」
お前絶対ドSだろ!と、喉の所まで言いかけたが、その言葉を無理やり押し殺す。
今後二度と女の子にはイタズラをしなくなった俺でした。
そして海まで案内することになる。
はぁ..
最初のコメントを投稿しよう!