水没

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「ということであなたの携帯に会わせてあげます」 「は!?」 「その携帯持ってる?」 「あぁ…うん、」 俺は2年間愛用していた、水色の携帯を出した。 「…何で使えない携帯持ってんだよ」 「うるせぇ、…思い出深いって言ってんだろが」 「そう…」 「この携帯があなたの恋人ね!」 「…は?」 「携帯はね、もう恋人だと思うのよ」 「……本当に意味わかんない」 「じゃ、とりあえず出てきなさい圭の携帯さん!」 するとパァッ…と一瞬だけ周りが光ると… 中学生くらいの女の子が。
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