水没

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「はぁあああ!?」 「ふっ、成功ね」 俺の目の前に水色の髪をした中学生くらいの女の子が現れた。 …ちょっと可愛いし。 ……つか俺の携帯がない! え、本当にこの子が携帯なの!? 「え、こら、圭…信じるなよ?」 「でも髪の毛水色だし…」 「そんなのカツラとか被れば…」 『うらぁっ!』 ドカッ 「ぎゃあ!」 水色の女の子が純を思いきり蹴った。 『私は携帯よ!間違いないの!つか私幽霊みたいな状態なのに何で蹴れたの!?あんたどんだけ霊感強いの!』 「なんで逆ギレ!?」 「そーかー純やっぱ霊感強いんだぁー」 「マイペースだな圭は!?」 「俺はないよね?」 『私が見えてる時点であるに決まってるじゃない、まぁ、あんまり幽霊の影響受けないけど。ちなみに純はバリバリ影響受けるから心霊スポットとか死んでも行くなよ』   「そうなの!?」 『うん』 「つか俺の携帯と喋んなよ~」 「……」  
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