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「ふぅ……」
とりあえず美貴をカードでボコボコにしたら出て行った。
相変わらずあいつは手応えと言うのが無い……
流石に春休みでも、部活には行く。
……別に、数葉(カズハ)に会いたい訳じゃ無いと自分を否定する。
数葉は空手部の後輩で、女子なんだが、やたらと馴れ馴れしいというか、妹みたいというか……だぁっ!!人に説明するのは苦手だ!!どうせ会うんだからその時に把握しろっ!!
……兄貴のゲームを勝手に借りてたことバレなきゃ良いが……
俺は思考を切り替えると、スポーツバッグを取る。
本当に、俺の取り柄はスポーツができる事だけで、前までは複数の部活を掛け持ちしていた。
高二で、リーダー格だったから、それ位できて当然だと見せつけたかった。
そしてある日、空手部に招かれた。
俺は空手とか、柔道とかは苦手だった。ボクシングなら得意だがな。
そこで数葉に出会った。
あそこまで、俺に何の壁も無く接してくるのは、ここら辺じゃ家族しか居ない。
だから………ってまた説明してるし!!
とりあえず、俺は高校に向かった!!
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