‐Sea‐

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何をするわけでもなく、手をつないで二人。 海辺を端から端まで歩いたり、しゃがんで冷たい水に触れたりした。 幸せすぎて、嬉しすぎて怖い時もあったけど。 私達の幸せのタイムリミットなんて、ないと思った。 ササキ「また来ようね」 そう言って笑った先生の顔は、今でも私の宝物。 たとえもう二度と、この地に二人で立てなくても。 だってそれは…深い、深い愛情が海みたいだったから。
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