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全開で走った……アイツめ……ぶつけようとして来やがった。
様子が変だ……運転手の女の子が、泣きながら運転している。
助手席の男に、髪を掴まれている……。
悪の元凶は、ホスト顔の男か……クックク……奴なら気がね無くやれるな……。
俺はそのまま、パーキングエリアに入った人の目に付きにくい場所に車を止めた。
俺の横にスパイダーが止まった。
「だから、モデナにしろと言ったんだよ!
使えねえな!おめえは!」
〔ごめんなさい……〕
何故謝るかな……そんなにその男が好きなのか……悪い男に惹かれてしまうタイプなのかな……恋愛は自由だけれど、他の男に恋をしたら良いのに……。
「おい!お前なに調子に乗ってんだ!」
【ドガ!】
車を蹴って来たので、俺が盾になって防いだ。
兄貴が必死に稼いだ金で買った車を傷つけられてたまるかよ!!
「コイツ……相当なバカだぜ~!車が自分の身体より大切らしいぜ!」
【ドガ!バギィ!ドス!】
クックク……正当防衛成立……目撃者多数……!!
反撃開始だ!!
まぁツラは勘弁してやんよ!!
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