第14話 首都高バトル

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 全開で走った……アイツめ……ぶつけようとして来やがった。 様子が変だ……運転手の女の子が、泣きながら運転している。 助手席の男に、髪を掴まれている……。 悪の元凶は、ホスト顔の男か……クックク……奴なら気がね無くやれるな……。  俺はそのまま、パーキングエリアに入った人の目に付きにくい場所に車を止めた。 俺の横にスパイダーが止まった。 「だから、モデナにしろと言ったんだよ! 使えねえな!おめえは!」 〔ごめんなさい……〕 何故謝るかな……そんなにその男が好きなのか……悪い男に惹かれてしまうタイプなのかな……恋愛は自由だけれど、他の男に恋をしたら良いのに……。 「おい!お前なに調子に乗ってんだ!」 【ドガ!】 車を蹴って来たので、俺が盾になって防いだ。 兄貴が必死に稼いだ金で買った車を傷つけられてたまるかよ!! 「コイツ……相当なバカだぜ~!車が自分の身体より大切らしいぜ!」 【ドガ!バギィ!ドス!】 クックク……正当防衛成立……目撃者多数……!! 反撃開始だ!! まぁツラは勘弁してやんよ!!
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