第14話 首都高バトル

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 何やら得意そうな顔をしているな……5発も殴って、俺を倒せないとは……3発殴ってダウン奪えないのなら、お前は雑魚の烙印を押されるのに。  しかも、普通のケンカ慣れしている奴なら3発で倒せないと、少しは警戒するものだが。 「さて! まだまだ殴り足りないぜ~歯を全部折ってやるよ~!」 〔もうやめて~可哀想だよ……何でも買ってあげるから!!〕 いい子なんだな……何故あんな男と付き合っているのか……。 確かに顔は良いけど、かなり性格悪いし。 精神的に弱いから一時的に出世しても、下の人に抜かされるとガクッと下がるタイプだぜ? そしてその怒りは、君に向かうのに……。 「止めねえよ!テメーは黙って俺に貢い……尽くしてくれていれば良いんだよ……大切にするから。ね?」 猫なで声を出すな! 寒気がする! 潰す! 『おい。糞野郎……正当防衛って知っているか?』 「あ!? 誰に口を聞いてんだよ? んなもん知らねえし! 死ねや!」 【ガシィ!】
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